経営を革新する社内公募制度にはどういうメリットがあるのか
社内公募制度は、一般的な人事異動とは異なり、提示された部署や役職などに社員が自ら応募する制度のことです。言わば立候補制の異動ですが、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
まずメリットとして一番に挙げられるのは、社員のモチベーション向上です。半ば強制的に命令される人事異動と違い、行きたい部署や就きたい役職へ自分からアプローチできるため、当然やる気のある社員が集まります。社員にとっても、自分のキャリアプランを考えるきっかけになるなど良い影響があるでしょう。希望と実際の業務内容とのミスマッチも防ぎやすく、離職を抑える効果も期待できます。
デメリットとしては、人気のある部署や重要な役職など特定の仕事に希望者が集中して社内の人事バランスが崩れるおそれがあることです。また、社員の間で選ばれた・選ばれなかったという差が生じることで人間関係が悪くなる可能性もあります。
とはいえ、社員本人の希望を反映できる人事制度を採用することで、経営陣が思いもよらないアイデアや業績が生まれる可能性は大いにあります。普段の面談や人事評価では見つけにくい能力や意欲を発見できるのも、この制度の良いところです。次世代の会社を担うリーダーが発掘できるかもしれません。
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